わしは極道や。人生、意地で生きとんのじゃ

詐欺師を追い込んだふたりだが、北朝鮮脱出には更なる困難が。
疫病神コンビ絶体絶命!

黒川作品の大阪弁による会話、とくに庶民や極道の会話は、書き手の性格同様、まったく格好をつけず活き活きして類がない。考えてみれば、それは北朝鮮を舞台にしたところで、大阪人ふたりをかの地におけば、成立するのだった。この着眼こそ黒川博行の面目躍如であって、余人に真似のできない企みが隠されていたのだった。
––––藤原伊織(解説より)