「お腹がすいても 職がなくっても ウヲオ!と叫んではならないんですよ」

貧乏のひもじさもわびしさも蹴散らす 林芙美子の生の文学!

「この子は! さっち、あげんこッゥ、お父さんや、おッ母さんが食えんでも、めんめが腹ばい肥やしたかなァ」
「食いたかもの、仕様がなかじゃなっか!」
母はピシっと私のビンタを打った。学校帰りの子供達が、渡し船を待っていた。私が殴られるのを見ると、子供達はドッと笑った。(「風琴と魚の町」)