母・葉子と娘・草子の一人称が交互に語る、二人と“あの人”の物語。
美しくて静かで優しくて残酷な物語です。

人生は旅で、いつの間にか乗り込んでいたボートは誰かとの出会いによって思いもよらない方向へ漕ぎ出してしまうもんですね。

初めて読んだときは娘の草子に感情移入しましたが、去年読み返したら葉子にも感情移入できるようになっていて、自分自身の旅も続いているんだなぁと実感しました。