著者近影

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Profile

田丸久深(たまるくみ)

1988年、北海道生まれ。北海道在住。

宝島社主催の第10回日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞で最優秀賞を受賞し『僕は奇跡しか起こせない』(宝島社)でデビュー。

子どものころは活字が苦手でした。
中学生の時にある日突然「小説が書きたい!」と思い、書き方を学ぶために小説を読み始めました。
動機はなんであれ、その後は言葉の世界の奥深さにどっぷりとはまり、小説家を志した次第です。

本棚では自分が影響を受けた作品を紹介しています。

代表作と、その作品についての思い

『僕は奇跡しか起こせない』(宝島社)

長年投稿生活を続け、はじめて賞をいただいた作品でありデビュー作です。

受賞時は『奇跡33756』というタイトルでしたが、このタイトルと『奇跡をキセキが起こしている』という構想は高校生の頃からありました。
『古井戸に落ちた少年が奇跡の生還!』というニュースを目にした時、もしその少年を下から支えていた『誰か』がいたとしたら? という発想からうまれた物語です。

『奇跡33756』では17歳だった主人公が、『僕は奇跡しか起こせない』では25歳になりました。
いくつになっても想う気持ちは変わらないものです。

17歳の時は主な登場人物がみんな同級生だったというのはここだけのお話。

田丸久深のすべての作品はコチラ

田丸久深の本棚

中学生のまだ活字が苦手だったころに、黄色い表紙が可愛いという動機で読み始めた作品。

読み進めるうちに「小説ってこんなに面白いんだ!」と衝撃を受けました。

ストーリーの運び方や主人公の謎が解けるまでの流れなど、『小説』というものをこの作品で学びました。

カラフル
森絵都

自称、乙一狂です。
小説を読むことに没頭した中~高校生の頃に片っ端から読みました。

その中でも一番好きなのがこの作品。
乙一ワールド独特の暗黒さと切なさを兼ね備えた一作です。

張り巡らされた伏線が回収されるまでの怒涛の展開と、切なくもあたたかく締めくくられるラストがとても好きです。

暗いところで待ち合わせ
乙一

思春期の少年少女の瑞々しさが胸に沁みる物語。

高校生の頃に読んだときは登場人物の心の機微が切ないほど伝わってきましたが、大人になってから読み返すと……当時の気持ちを思い出して心が洗われる作品です。

少年少女の繊細な心を、自分も表現してみたいと思った作品です。

夜のピクニック
恩田陸

何度も何度も読み返しても、やっぱり面白い。

タイムリープもので、物語のはじめから読んだり実際の時間軸にあわせて読みなおしたりとしているうちに本がボロボロになってしまいました。

時間軸がわかりやすいように本に付箋まで貼っています。
ここまで同じ本を繰り返し読んだのは自分でも初めてでした。

タイム・リープ あしたはきのう
高畑京一郎