著者近影

ホノビー用 著者近影

Profile

白神怜司(しらかみれいじ)

大手投稿サイト『小説家になろう』で掲載を開始した、ファンタジー系ライトノベル――〈スイの魔法〉シリーズで商業作家としてデビュー。
『小説家になろう』では、ファンタジーのみならず恋愛モノや、現代ファンタジーなども公開していますので、もし興味がおありでしたら、リンクからご覧いただければ幸いです。

代表作と、その作品についての思い

『〈スイの魔法〉シリーズ』

「天才少年」と周囲からは持て囃されながらも、本人は孤児として教会に住まい、自らの出自に疑問を抱いてきたスイという少年は、周囲に対して一歩引いた接し方をして無難に人付き合いを過ごしてきましたが、それが原因で『自分を確立していない少年』でもあります。

そのため、作中では大きく取り沙汰されていないのですが、実際にスイは2015年4月現在で刊行されている4巻に入るまで、少年らしく笑うような場面は描かれていません。

例え天才だと周りから持て囃されようと、最初から完璧な人間なんていません。
だからこそ、スイもまた周囲との摩擦をなくすこと、回避することが正しいと考えてしまっていた幼少期を過ごしています。

この〈スイの魔法〉という作品は確かに魔法あり、戦いありのファンタジーではあるのですが、本質はあくまでも『少年の成長』という部分に重きを置いています。

1巻は『埋没した日常からの変化』。
2巻は『近いようで遠い〈信頼〉の意味』。
3巻では『後悔と苦悩』。
そして4巻では、『自らの宿命に対する決意』という裏テーマがあります。
そうして徐々に自分を確立させつつある『スイ』という少年は、少しずつ成長していくのです。

良い出会いもあれば、劇的な悲しい別れもある。
何もかもがうまくいかずとも、決断しなくてはならないという現実の厳しさなどは、きっとある意味ではライトノベルらしからぬ要素だと思います。

そういう意味では、ジャンルとしてはライトノベルとファンタジー小説の間にあるのかもしれません。

白神怜司のすべての作品はコチラ

白神怜司の本棚

【好きな理由】
ファンタジー×ゲーム(ボードゲーム要素やギャンブル的な意味で)という組み合わせはなかなか斬新だなぁ、と思って読んでいます。

【見所】
主人公であるソラと妹のシロは不完全同士が互いに補って完全な形を作り、不利な状況をひっくり返してみせる、爽快なジャイアントキリングを演出する面白さがあります。

ノーゲーム・ノーライフ
榎宮祐