著者近影

Profile

中沢健(なかざわたけし)

1981年茨城県生まれ 2001年より普段着に自作のキャラクターのイラストや俳句、詩などを貼り付けた「歩く雑誌 月刊中沢健」としてパフォーマンス活動を始める。その活動が「銭形金太郎」や「めざましテレビ」などのテレビ番組、「東京スポーツ」などで取り上げられることに。
関根勤氏からは「日本のバカのトップ3」の1人に選ばれた。

本業は作家・脚本家。
主な著作に「初恋芸人」(風塵社)、「怪談・呪い屋敷」(TO文庫)。 
脚本作品に、「ウルトラゾーン」「燃える仏像人間」「BIMA Satria Garuda (ビマ・サトリア・ガルーダ)」などがある。
小学校4年生用の道徳の教科書「みんなのどうとく」(学研)にも作品が掲載。

UMA研究家としても活動しており、雑誌、テレビ、ラジオなどでUMAについての自説を発表し続けている。
現在CSファミリー劇場の人気番組「緊急検証!」シリーズにも準レギュラー出演中。
松戸市の江戸川で目撃されるUMA「マツドドン」の写真撮影にも成功している。

代表作と、その作品についての思い

『初恋芸人』

作家デビュー前、ミステリー小説ばかり書いていた自分が突然書いた恋愛小説がボクのデビュー作になりました。
とても幸いなことに殺人事件にも大泥棒にも縁が無く生きてきた自分にとって一番身近な謎は「女心」ってやつなんだと気付いたのです。
彼女も女友達すらいたことない男を探偵役に、女心を探るミステリーを書きました。

モテない男にとって、女は女であるというだけで犯罪者みたいなもの。
こんな思考の持ち主のボクは当然のように昔も今もモテませんが、この小説を書く時にこだわったのは、主人公は絶対に自分よりもモテない男にするということでした。
モテない男の恋愛を描く作品は小説、漫画、映画にもたくさんありますが、何だかんだ言っても最後は上手く結ばれてしまう話がほとんど。

ボク、こいつよりも全然駄目なのかよ! ―そんなふうに落ち込むのはもう嫌だったので、可哀想だけどボクよりモテない男を生み出しました。
結果、本当に可哀想な話になってしまいました。

でも、世にあふれているモテない男が奇跡的に女子と結ばれる話よりも、この小説から元気を受け取ってくれる人もいてくれると信じています。
殺人事件を描くミステリーも、男女の断絶を描く恋愛小説も、皆さんを楽しませるために存在している筈ですからね……。

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中沢健の本棚

いつの頃からか「童貞物」「非モテ物」と呼ばれるジャンルが小説の中に出来ていたと思うのだけれど、このシリーズが「童貞物」として語られることがあまり無いのが不思議で仕方無い。
これ程まで圧倒的な迫力で女性(世の中)に受け入れてもらえない男の寂しさ、虚しさ、怒りを描いた小説など他に存在しないというのに!

松浦純菜の静かな世界(松浦純菜シリーズ)
浦賀和宏

児童文学の大人気シリーズ。
子供の頃夢中になって読んだズッコケは大人になった今読み返しても充分に面白い。
たとえばシリーズの中の1作、「うわさのズッコケ株式会社」は三人組が株式会社を作って大儲けをしようとするお話。 
これ、つまんない児童文学だと「世の中はお金じゃないんだよ」とか「子供がお金お金言うのは嫌らしい」みたいなオチになりがちなんだけど、那須先生はそんなつまらないオチは絶対に用意しない。
是非とも、株式会社を作って一生懸命お金儲けを頑張った子供が最終的に辿り着いた結論を確認してみてください。
大人になった今こそ心底納得できるオチだと思いますので。

それいけズッコケ三人組(ズッコケ三人組シリーズ)
那須正幹

何故か評論家に対して厳しい目を持っている人が増えたと思う。
そういう人にこの本を読んでほしい。評論は何かに対して知りたい、真実を知りたいという素直な気持ちから生み出される物であり、この本は評論が持つピュアさがとっても伝わりやすい一冊です。

失恋論
切通理作

高見高春先生の次回作が本当に楽しみです。

バトル・ロワイアル
高見広春

「武士道とは死ぬ事と見つけたり」
武士道を歩む気も単純に肯定も出来ないが、この本を読んでいる間だけは武士道を歩んでいる気持ちになってしまう。
怖い怖い。

燃えよ剣
司馬遼太郎

妖怪とミステリとホラーと青春とSFとファンタジーと少女と猟奇と上品と下品と探偵と刑事と戦前と戦後と過去と未来とが、ぎゅっと一つに詰まっています。

魍魎の匣
京極夏彦