著者近影

Profile

喜友名トト(きゆなとと)

兼業ライトノベル作家です。南の島に住んでいます。
なんかデビューできました。らっきー。

代表作と、その作品についての思い

『悪の組織の求人広告』

商業デビューした作品でして、書く上で大事にしていた点は三つです。
一、敵も味方も男の生き様をカッコよく、
二、ご都合主義だけどご都合主義に見えないように頑張る、
三、読者の予想をなるべくいい意味で裏切る。

喜友名トトのすべての作品はコチラ

喜友名トトの本棚

タイムトラベルものの傑作。
同ジャンルにありがちな矛盾や超展開を徹底的に排除してあり、非常に理論的なお話。
ああなってこうなってそうなる、というストーリーラインが巧みで、まるで難解なパズルが次々と解けていくような読み心地が最高です。
上質のSF作品でありながら、高校生男女の青春ものでもあり、爽やかな読後感もあります。

タイム・リープ―あしたはきのう
高畑京一郎

超能力の域に達するほどスリの天才である主人公が入試問題を盗み取って大学受験に受かろうとする話。
一般向けの小説ですが、スリリングな展開と童貞くささがあり、ライトノベル好きな方にもおすすめです。
鬱々とした青春、そしてそこを突破する爽快感があります。
たしか漫画化もされていました。
同作家さんのエッセイも面白いです。

平成トム・ソーヤー
原田宗典

1940年代に刊行されたアメリカのハードボイルド小説。
クールでタフな探偵を主人公としていて、淡々とした文体を用いて「ある悲しい男」にまつわる事件について綴られています。
本当に淡々としたクールな文体なのですが、行間からは切ない感情が見えてくる気がします。
またこのシリーズの主人公の探偵、フィリップ・マーロウは僕の心のヒーローの一人です。
どんな状況でも怯えることなく小粋な軽口を叩き、けして折れずに困難に立ち向かうその姿に痺れます。
「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない」という名言が有名ですが、僕はそれよりもやりとりのなかの短い言葉が好きです。
「背が高いのね」→「僕のせいじゃないさ」 「態度が悪いな」→「それを売ってるわけじゃないんでね」とか。
まぁ、気障ねぇ。

さらば愛しき女よ
レイモンド・チャンドラー

トリスウイスキーのキャッチコピーでも有名な開高健さんのエッセイ集です。
酒、食べ物、女、映画文学、政治経済などなど、多岐にわたるテーマについて知的に、そして痴的に書かれています。
僕が小学校に上がる前にプレイボーイで連載されていたそうですが、今読んでも全然古臭くなく、とても面白いです。
章ごとにさっと読めるので、トイレに置いておくとはかどります。
そしてトイレから出たら酒が飲みたくなるので20歳以上推奨です。

知的な痴的な教養講座
開高健

自殺直前だった中年男と場末のソープ嬢の恋愛もの。
官能小説を書かれる作家さんだけあって、とても生々しい男女関係が描かれており、『実用性』もあります。
ヒロイン?のヒナという女の子が本当にダメで残念な子で、主人公も本当に情けない中年なのですが、二人のストーリーが痛々しく、でも引き込まれて最後まで読んでしまいます。
18歳以上の方はどうぞ。

どうしようもない恋の唄
草凪優

絵本です。
お婆さんがハエを飲みます。
そこに理由などありません。
衝撃的な結末なので、ぜひネタバレなしで読んでほしいです。

ハエをのみこんだおばあさん
シムズ・タバック

小説投稿サイト「小説家になろう」累計ランキング一位。
書籍版は僕と同じレーベルから出ています。
タイトルからわかる通り、異世界に転生するファンタジーもので、一見すると都合のいい願望が描かれているように思われがちかもしれませんが、違います。
まさしく、本気ださないと生きていけない世界での冒険譚です。
遠距離伏線砲が炸裂する緻密な展開と、読んでいて吹き出しそうになる地の文が魅力的で、女性キャラクターも可愛いです。

無職転生~異世界行ったら本気出す~
理不尽な孫の手