著者近影

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Profile

古宮九時(ふるみやくじ)

第20回電撃小説大賞、最終選考作品『監獄学校にて門番を』(電撃文庫)でデビュー。
同レーベルにてファンタジー中心にぽつぽつ執筆中。

代表作と、その作品についての思い

『監獄学校にて門番を』

過去に大戦があったファンタジー世界で、戦後に出来た特殊な学校を舞台に門番の青年が頑張るお話です。
学園ものでありながら、門番が主人公ということで物語は9割がた屋外で進みます。

とにかくバタバタと落ち着かない生徒たちと、彼らに振り回されながら大人としての振る舞いを見せる主人公は、書いていて非常に楽しかったです。
改稿を重ねながら、担当様方と「もっと酷い目に!」「もっとブラックな勤務体制のはず!」「彼の宿舎に屋根とか要らなくないですか?」と直していった結果、常にぼろぼろが当たり前の主人公になりました。
それでも、作中では屈指の強さを誇る彼です。

トラブルに巻き込まれながら、過去の大戦の真実、学校の真実、そして主人公自身の真実が解き明かされていく物語、是非お手に取って頂ければ幸いです。

古宮九時のすべての作品はコチラ

古宮九時の本棚

新本格の先駆けとなった有名なミステリーです。

学生時代この本を読んで、例の全てが解き明かされる一行で戦慄したことは忘れられません。

この話以降、ミステリーを買いあさる速度が加速したので、紛れもなく人生を変えた一冊だと思います。

十角館の殺人
綾辻行人

電撃大賞に応募しだすきっかけとなった大人気作品。

自分は何もできないと思っている主人公が、ヒロインと出会い、支えられ、自分だけの武器をもって彼女のために戦うお話で、これぞ王道! と大興奮しました。
相手のために自分を投げだして戦える主人公とヒロイン、どちらも大好きです。

アクセル・ワールド
川原礫

十角館が学生時代に衝撃を受けた本なら、アムリタは大人になってから衝撃を受けた本です。

電撃大賞に応募していた当時に読み、最後の展開とその恐ろしさに読者としても作家志望としても打ちのめされました。

「このレベルじゃなきゃ受賞できないなら、一生小説家にはなれない……」とのたうち回ったのもいい思い出。

天才とは理解しがたいものの戦慄を味わいつつ、魅了されて仕方がない一冊です。

[映]アムリタ
野崎まど

母を探す父子の旅の物語。
虚実と現実が入り混じる空想と、なんだかわからないものの興味深さと恐ろしさが入り混じったような話です。

作中に出てくる「プルプルソーダ」が最高に美味しい飲み物として描かれ、しかしそれを飲んでいるとまともな思考ができなくなってしまう、というくだりがひどく印象的で、おりに触れ思いだします。

カードミステリー
ヨースタイン・ゴルデル

もっとも最近読んだ一作。
小さな少女の死から始まるお話で、章ごとに語り手が変わり、それによって今までの登場人物の見方ががらりと変わるのが圧巻でした。

最後の語り手である彼女の強さに恐怖よりも憧れを覚えます。
全て忘れて読後の虚脱感をもう一度味わいたい一冊です。

告白
湊かなえ