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Profile

青崎有吾(あおさき ゆうご)

1991年神奈川県生まれ。
2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

他の著書に『水族館の殺人』『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』。

代表作と、その作品についての思い

『体育館の殺人』

代表作も何もまだ三冊しか本を出していないので大して選択肢がないのですが、とりあえずデビュー作で。

もともとは鮎川哲也賞の応募原稿でした。
ライトに見せかけて実は本格というのがやりたくてほぼ手さぐり状態で書き始めました。

中盤まで書き終えたあたりで自宅のパソコンが臨終したため解決編は大学の自習室のパソコンを使いました。

応募後、こんなタイトルだと誰かに怒られるかもしれないと頭を抱えましたが後の祭りでした。
あれから三年、今でも頭を抱え続けています。

この間めでたく文庫化したのですが、単行本を読み返したらいろいろと気になる点も多かったので、あちこち手を加えてアップグレードさせました。
そういう意味でも思い入れは強いほうです。

改稿作業は確定申告の次くらいに面倒くさかったです。

青崎有吾のすべての作品はコチラ

青崎有吾の本棚

数ある凶器の中でも毒薬は特にスマートです。

何しろ血が出ません。直接手を下す必要もありません。
誰にでも手軽に扱え、警察の目も欺きやすく、飲み物に入れたりチョコに混ぜたりと応用法も多種多様。

そんなスマートな毒の魅力は短編でこそ映えます。

あらま贅沢、と頬を染めたくなるほど強力なラインナップのまさしく傑作選で、めくるめく毒の物語に文字どおり毒されてしまいます。
復刊してください。

毒薬ミステリ傑作選
レイモンド・T・ボンド

ブラックユーモア炸裂の本編自体も抱腹絶倒なのですが、それ以上に好きなのが巻末付録の「あなたも流行作家になれる」というテキストで、これさえ読めばどんな人でも流行作家になれるという優れものです。
流行作家になりたい方はぜひご一読を。

僕はいつか実践してやろうと思っていますがまだその勇気が持てません。

乱調文学大辞典
筒井康隆

キャラノベがやたらと流行っている昨今だからこそ読み返すべきキング・オブ・キャラノベ。

クイーン警視自身の事件
エラリイ・クイーン

ある編集者さんから「グロカワ幼女なシュールホラーで青崎さんはお好きだと思います」と薦めていただき、彼はいったい僕のことを何だと思っているのかと首をひねりながら読んでみたところ、なるほど確かにグロカワ幼女なシュールホラーで特に第一話と第四話が素晴らしく、涙がちょちょぎれるほど好きになってしまいました。

スタジオジブリで映画化しないかな。
タイトルに「の」も入ってるし。

魔女の子供はやってこない
矢部崇

伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』には『罪と罰』だけを何度も読み返す鯨という名の殺し屋が出てきますが、もし僕が殺し屋になるとしたら、僕にとっての『罪と罰』は『安達としまむら』になるでしょう。

安達としまむら
入間人間