著者の介護の動機は、息子としての義務感であろう。
あるいは「人の道」であろう。
しかし、義務を淡々とこなして生活と人生を律する態度は、たしかに「愛」より信頼するに足るのである。
関川夏央(解説より)

介護の父子物語
各書評で大反響!

町工場の職人として生真面目に黙々と生きてきた父親。
介護のために家へ戻ってきた放蕩息子。
男ふたりの日々、止めようもなく過ぎてゆく時間と僥倖のような瞬間が静かに響く、新しい介護文学。